別れと出会いのシーズンになると、お世話になった人へ連絡を取る機会も増える。ポイントは相手とのエピソードと自分の思いや感想を盛り込むこと。味気ない文章では心が伝わらない。伝わるメールの書き方を、人材教育コンサルタントである田中淳子さんに、場面別に解説していただいた。

シーン1:異動する同僚を激励する

【BAD MAIL】

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BAD MAIL/GOOD MAIL

[A]定型文の転用はNG……お仕着せの言い回しなど、ただメールのひな形を転用したような味気ない文章では、心が伝わらない。同僚や同期に対してなら、もっとくだけた文章でもOK。
[B]今後への思いを
……相手へのエール、励ましを加えたい。

【GOOD MAIL】

[A]自分の感想をプラス……異動の報を聞き自分がどう思ったかなどを記すのも、相手に対する想いが伝わりやすい。
[B]エピソードを盛り込む
……相手との具体的なエピソードをひとつでも記すと心に残る。