相手の肩書の軽重で頭の下げ方を変えてはならぬが、「仕事の場面」別の謝罪効果を最大化するコツは知るべし。
“がん首”をたくさん並べて申し訳ありませんの大合唱を!

一歩間違えれば顧客を失ってしまうようなトラブルは、つきつめると企業の存在そのものまで左右しかねない。もし、部下にそんな問題が起きたのなら、必要に応じて、上司・管理職も謝罪に付き添うのがセオリーだ。
「上司が部下の不始末を詫びるときには、バランス感覚が求められます。社外的には礼を尽くして、また社内的には部下のやる気を削がず。このさじ加減が重要で、このふたつを上手に操ることができればマネジメント能力の高い人物といえます」(高井・岡芹法律事務所会長・人事・労務専門弁護士 高井伸夫氏)
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(大塚常好=構成)

