「いい提案が上がってこない」と嘆くよりも、自分で考えよう。自らがアイデアを出し、会社を引っ張っている社長たちをご紹介する。

数あるタワーのうち東の横綱が東京スカイツリーだとすれば、西の横綱は大阪のシンボルタワー・通天閣だろう。その通天閣は2012年度、開業100周年を迎えて入場者数が132万人に達し、史上3番目を記録した。その勢いはいまも続き、連日、1階のエレベーター乗り場の前には行列ができている。

「とにかく“日本一おもろいタワー”を目指して、いろいろなアイデアを考えては投入してきました。おもろいの中身は大阪ならではの演出。こちらでは『コテコテ』と表現しますが、企画展示やイベントを『これでどないや?』というぐらいに繰り出してきたのです」