私立女子高出身の私の周りにはお金持ちのセレブ妻だらけ。医者や弁護士の妻も当たり前のようにゴロゴロいる。普通のサラリーマンと結婚した私は日々考えている。

「なぜ私はずっこけてしまったのだろう?」と。

長年の観察によれば、セレブ妻になりたければ「お金持ちのそばにいる」というのが第一条件。セレブ娘は、お金持ちが身近にたくさんいる環境で暮らしている。実際セレブ妻たちは、セレブ娘である場合が多い。だからその場所にいる女性は「動いてはいけない」のだ。ただし、これは「階級上昇を伴わない」セレブ妻の場合。

エッセイストの酒井順子さんが私立女子高には「負け犬が多い」と言っていらしたが、これはお金持ちのセレブ娘たちが「キャリア」や「真実の愛」「自己実現」などをめざして「居場所を動いた」ために起こった現象であると私は思う。

一方、「階級上昇を伴う」セレブ妻は2タイプ。まず夫とともにお金持ちになっていくケース。成功した有名起業家などにインタビューをするとき、「彼らの妻はどんな女性なのか?」に好奇心が動かないわけがない。しかしあっけにとられるほど「普通の女性」が多く、だいたいは内助の功を貫いている。このケースのポイントは「運と時期」。まず夫がお金持ちになる前に結婚していることだが、これには20代で結婚することが必要になる。相手の未来を予知できる眼力があればいいが、そうはいかない。多くの場合が同じ部署の銀行員同士などとして結婚し、たまたま夫が転職したり起業したりでセレブ妻になる。彼女たちにある資質は「運」と「夫が何をしようとあわてず騒がず、ついていく」広い度量である。

そしてもうひとつが、すでにお金持ちのセレブ男をゲットして階級上昇を遂げるケース、いわゆる「玉の輿」。これが一番知りたいところだろう。この手の結婚が多いと評判の某航空会社の元CA(キャビン・アテンダント)に聞いたところ、

「うーん、まずブレないことかな?」