入塾2日目でマグロを握らす理由
喜代村社長 木村 清氏
一人でも多くの人においしいおすしを食べていただきたいという思いで「すしざんまい」を2001年に築地にオープンし、おかげさまで全国に53店舗を展開している。当社の成長を支えているのはお客様の評価はもちろんのこと、従業員の働きが大きい。私自身も従業員に喜んでもらい、幸せな人生を送ってもらうことが何よりも大事だと思っている。
そのためには働くことの楽しみ、働くことの喜びを知ることだ。一人前のすし職人になるには10年かかると言われる。1年目から2年目は魚の買い出しや出前をやり、3年目に魚のうろこを引き、4~5年目でしゃり切りを習い、7~8年目でカウンターに立ち、10年目で一人前になる。しかしこれではあまりにも不合理だし、働く喜びなんか感じられないと思った。
そこで、すし職人の喜びはカウンターに立ちお客様に感謝されることだと考え、短期間で職人を育成する「喜代村塾」を立ち上げた。入社1日目に基礎教育と心構えを教え、2日目には見よう見まねでもいいので、マグロとイカを握らせることにした。
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