受験料を年間最大20万円まで負担

このほか社名を公表できない企業に関しては、奨励金の金額別に掲載しよう。

40万円
・一級建築士[住宅メーカー

25万円
・一級建築士[住宅・不動産会社]
20万円
・博士号、公認会計士、弁理士、技術士、PE[電機メーカー

16万円

・宅建[前出・
住宅メーカー
10万円
・米国税理士、PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)、ITコーディネーター、1級建築士[前出・電機メーカー]
・技能検定特級、溶接管理技術者特別級&1級(30代までに取得した場合)、40歳以降で取得の場合は5万円[機械メーカー
5万円

・公認会計士など[銀行]
・アクチュアリー(1科目合格につき)[生保]
●3万円
中小企業診断士など[前出・銀行]
・レストランサービス技能士1級(同2級2万円、同3級1万円)、HBAマスターバーテンダー(同シニアバーテンダー2万円、同バーテンダー1万円)、JSAシニアソムリエ(同ジュニアソムリエ2万円)[以上、すべて大手ホテル]
2万円
・利酒師[前出・大手ホテル]
1万円
・行政書士など[前出・銀行]

基本的に、業務上の必要性や資格の難易度により設定している場合が多い。あるホームセンターは、「資格取得一時金は5000円~10万円」と回答し、かなり幅がある。

額はそれほど多くはないが、受験料を負担する企業も多い。例えば、ブリテッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社では、TOEIC公開試験受験費用(5,565円/1回当たり)を年2回まで申請できる。ほかにも、「合格時に2万円を上限に受験料を実費負担」(自動車部品メーカー)「TOEIC受験料を半額負担」(前出・大手ホテル)「受験費用の50%を会社が負担」(化学メーカー)という具合だ。

また、受験のために勉強した受講費を負担するパターンもある。

ある生保は「TOEIC730点以上」で受講費の50%(上限は年間15万円)、860点以上で受講費の50%(上限は年間20万円)を負担。こちらもやはり難易度が高いほうが負担額は大きい。