開催決定後動いた株はもう一度買われる

2013年9月7日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、20年夏季五輪・パラリンピックの開催地が東京と決まると、週明けの9日の株式市場はこれを好感。日経平均株価は1万4205円と前日比+334円まで上昇した。

「直前はマドリード優勢と伝えられ株価が大幅下落していただけに、インパクトがありました。アベノミクスの成長戦略が失望されていた中、五輪開催地決定は“第四の矢”になった。安倍首相と、含み損を抱えていた個人投資家にとっては、まさに神風が吹いた感じ。あれがなければ日経平均は、今ごろ1万2000円台に沈んでいたでしょう」