会社とは違うモノサシを持っておくと、妻の見る目も変わるかもしれない。
「休日は草野球や少年サッカーの監督をしているお父さんも多いですし、音楽が好きならおやじバンドを組んで練習するのも楽しいでしょう」という大塚さん。
地域のボランティア活動などに、夫婦揃って参加してみるのもいい。地域住民との交流が深まり、妻ともコミュニケーションが取れて一石二鳥だ。
アンケートの1位は「一生続けられる趣味を見つければよかった」。仕事を引退したら何もすることがないと気付いてしまったことの表れだろう。
仕事をやめても、自分が誰かの役に立っているとか、誰かを喜ばせているという自己効力感を持つことは大事だ。それができれば、豊かな老後は約束されたようなものである。
エマメイコーポレーション代表取締役
大塚 寿
1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBA取得。近著に『結婚を後悔しない50のリスト』。
大塚 寿
1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBA取得。近著に『結婚を後悔しない50のリスト』。
(澁谷高晴、今清水隆宏=撮影)