苦手で嫌な相手を別の視点で見る

【自己管理④】「いい面」に目を向ける

物ごとには、どんなものにも「いい面」と「悪い面」があります。

和田秀樹『人生を謳歌している人の楽しい予定のつくり方』(クロスメディア・パブリッシング)
和田秀樹『人生を謳歌している人の楽しい予定のつくり方』(クロスメディア・パブリッシング)

悪い面ばかりに目を向けてしまうと、「人生が楽しくない」、「毎日がつまらない」、「何をやっても楽しめない」と感じてしまいます。

人生を謳歌している人たちは、ネガティブなことに直面したら、「ポジティブ変換」を心がけることで、「いい面」に目を向けることを意識しています。

ポジティブ変換とは、ネガティブな要素を別の視点から見ることによって、ポジティブに捉え直す考え方で、心理学では、「リフレーミング」と呼ばれています。

日常の仕事も、視点を変えることで受け取り方に変化が生まれます。

・仕事でミスをした→次に成功するための改善策が見えてきた
・面倒な仕事を振られた→経験知を高めるチャンスが得られた
・上司に厳しく注意された→自分の成長ポイントを教えてもらえた

ポジティブ変換は、人間関係の改善にも役立ちます。

自分にとって、「苦手だな」とか、「嫌だな」と思う相手でも、別の視点で見れば、短所を長所と受け取ることができます。

・マイペースな人→自分を持っている人
・おせっかいな人→面倒見がいい人
・頑固な人→意志が強い人
・無口な人→冷静に人の話が聞ける人
・飽きっぽい人→好奇心が旺盛な人

物ごとの悪い面ばかりに目を向けていると、目の前にある楽しいことや、幸せなことに気づかず、毎日がつまらないものに感じてしまいます。

大事なポイントは、ネガティブなことに遭遇したら、「逆にいい点は何か?」と自問する習慣を身につけることです。

年齢を重ねてもムリなく一人で楽しめる趣味

趣味を持つなら、生涯にわたって続けられるものが欲しい……と考える人であれば、自分一人で完結できるものを選ぶことが大切です。

これは意外な盲点ですが、ゴルフやマージャン、フットサルなどは、同じ会社の仲間や仕事関係の人たちと楽しむことが多いため、仕事の縁が切れてしまうと継続することが難しくなります。

男性の場合は、こうしたケースが極端に多いように思います。

一人で完結できる趣味には、次のようなメリットがあります。

・予定を自分で決められる
・人に気を使わなくていい
・自分のペースで楽しめる
・予算を自由に調整できる

男性であれば、読書や映画鑑賞だけでなく、楽器演奏やサウナ巡り、ジョギング、女性であれば、料理やパン作り、手芸、ヨガやピラティスなどは、年齢を重ねてもムリなく一人で楽しむことができます。

サウナ
写真=iStock.com/maroke
※写真はイメージです

趣味で大事なことは、あまりにも高い目標や目的を掲げて頑張りすぎないことと、順位や勝ち負けを競うようなタイプのものは、できるだけ回避することです。

大会で優勝したり、対戦に勝ったりした時の達成感は格別かもしれませんが、ダメだった時のことを考えると、その趣味を純粋に楽しめなくなるリスクがあります。

優劣や勝ち負けに関係なく、「それをやってるだけで十分に楽しい」と感じられるものを選ぶことが賢明な判断だと思います。

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