自分の思いを素直に言葉にし、割り切る
【自己管理②】意味のない我慢はしない
仕事をしていれば、我慢を強いられる場面がたくさんありますが、人生を謳歌している人たちは、自分が直面している我慢を、「いい我慢」と「悪い我慢」に分けて、意味のない我慢は素早く手放すことを心がけています。
いい我慢とは、将来の目標達成や自分の成長など、何らかの明確な目標を持って、自分の意志で集中的に取り組み、そのプロセスを耐えることを指します。
これに対して、悪い我慢とは、自分の意志とは関係なく、理不尽な人間関係や環境などに振り回されるのを耐えている状態をいいます。
ビジネスパーソンにとっての悪い我慢は、上司のパワハラや過度な長時間労働、過剰なノルマに耐え続けることだけではありません。
上司や同僚に気を使って残業につき合ったり、後輩の愚痴を辛抱して聞いたりするなど、自らが招き寄せているものもあります。
悪い我慢を続けても、メンタルがダメージを受けるだけですから、人生を謳歌している人たちは、自分が悪い我慢をしていることに気づいたら、素早くそこから逃げることを考え始めます。
会社に問題があって、解決が難しそうなら、転職することも視野に入れます。
人間関係の問題であれば、相手を責めるのではなく、自分の思いを素直に言葉にして、それでもダメならば、割り切って距離を置きます。
日本の会社には、「石の上にも3年」とか、「忍耐は美徳」など、いまだに我慢を強いる風習が色濃く残っていますが、無意味な自己犠牲を続けても、何も楽しいことは起こりません。
悪い我慢は、自分の意志で素早く断ち切ることが肝心です。
あれこれと考え、気持ちが沈みがち
【自己管理③】ムリしてきちんとしない
日本人は基本的に生真面目ですから、周囲の人から「きちんとした人」と思われることを好む傾向があります。
きちんとした大人、きちんとした社会人、きちんとした上司、きちんとした部下、きちんとした親、きちんとした夫や妻、きちんとした恋人や友人……。
例をあげるとキリがありませんが、これらが責任や義務のように個人の肩にのしかかっているのですから、きちんとした人であり続けるのも大変です。
きちんとすることは大事なことですが、それを必要以上に重要視してしまうと息苦しくなります。
きちんとしようと思うことは、本人の律義さだけでなく、周囲の人の目を気にしていることも深く関係しています。
「この行動は正解なのか?」、「評価されるのか?」、「迷惑をかけていないか?」、「嫌がるのではないか?」など、あれこれと考えてしまうため、気がつくと気持ちが沈んでいることが多くなるのです。
人生を謳歌している人も、きちんとすることを心がけていますが、周囲の人の目を過剰に意識することはありません。
人のことを優先したり、人に合わせたりするのではなく、選択肢の中に、「この行動は自分にとって楽しいことなのか?」、「自分で納得しているのか?」、「自分は嫌なのではないか?」という視点を加味して、総合的な判断を下しています。
彼ら彼女らは、そうした視点で考えることが、自分が嫌だと思うことを回避して、日常を楽しむコツと考えています。

