ヒデ君にどうしても伝えたい一言
ヒデ君は今、どうしているのだろう? 何度かネット検索してみましたが、見つけることができませんでした。唯一、お兄さんと思しき人物が、東京で建築士をしていることを知りました。
どうしてもヒデ君に連絡を取ろうとするならば、そのお兄さんをたどってみればいいのでしょうが、今は、そこまでしようとは思いません。気まぐれに、ヒデ君が私の実家に連絡をくれたらいいなあ、などとぼんやり考えています。
正直に言えば、私からどうしてもアクションを起こせない一番の理由は、「怖いから」です。
ヒデ君は、もう、この世にはいないのではないか。なぜか、そんな気がするのです。確かめることで、それが本当のことになってしまうのが、とても怖いのです。
たまたまばったりと、どこかで再会する。居酒屋のカウンターにでも並んで、近況を軽く話す……もしもいつか、そんな機会があったなら、ヒデ君に伝えたいことがあります。
「僕は君をずっと、尊敬しているよ」。
※なお、本書『友達になって後悔してる』は、プライバシー保護の観点から、インタビューに登場した人物の氏名や属性などを変更・再構成しています。
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