スタートと同時にやる気スイッチがONになる
ストップウオッチはラストスパートをかけたいときには、もってこいの道具だといえるでしょう。こうした焦りや緊張感は、力を発揮するためにある程度は必要だし、慣れればプラスに働くと思います。
しかしラストスパートだけでなく、スタートアップでもストップウオッチは効果を発揮するんです。
私は、今でも集中したいことに取り掛かるとき、気乗りしないなと思っていても。右手の親指でスタートボタンを押すと、いつでもどこでも心のスイッチがONになります。ストップウオッチは0.00秒単位まで計ることができるデジタル式にかぎります。0.00秒単位までの数字が休むことなくせわしなく時を積み重ねている様子を見ると、何かしなければ! という気持ちになります。一秒一秒がいとおしい。そうした感覚は、アナログ式のストップウオッチからは感じにくい特別な感覚です。
このように私の勉強には昔も今も、ストップウオッチは欠かせないものとなっています。ストップウオッチ勉強法にはメリットはあってもデメリットはありません。
ストップウオッチ1つあれば始められます。まずはお子さんの今日の宿題から計ってみませんか?
木村美紀
タレント。薬学博士。東京大学理科二類入学、薬学部卒業。2013年、同大学大学院薬学系研究科博士課程修了。同年4月より明治大学で化学実験の講義を担当している。タイマーとオリジナル手帳のおまけ付き書籍『ストップウオッチ勉強法』や、自身と妹の勉強習慣を書いた『東大姉妹の合格勉強術』などの著書がある。
タレント。薬学博士。東京大学理科二類入学、薬学部卒業。2013年、同大学大学院薬学系研究科博士課程修了。同年4月より明治大学で化学実験の講義を担当している。タイマーとオリジナル手帳のおまけ付き書籍『ストップウオッチ勉強法』や、自身と妹の勉強習慣を書いた『東大姉妹の合格勉強術』などの著書がある。
(大塚常好=構成 干川 修=撮影)