全国の長ネギ農家の暮らしを守る

ねぎびとカンパニーの直近の売上は、約38億円。清水さんが見据える次なるロードマップはこうだ。

「zero」の参画農家の作付面積を250ヘクタールから600ヘクタールへ拡大。全国約10カ所のロジスティクス拠点と大型冷蔵庫を整備し、日量1万ケース(年間約300万〜360万ケース)の供給体制を構築する。さらに、その規模拡大へ適応するため、本社の隣地(田んぼ等)の買収を進め、既存敷地と合わせて3エリア・約7.8ヘクタール(ハウス・屋外育苗施設約30棟)へと拠点を拡張する構想を推進中だ。

「このままいけば、3~4年で売上高100億円は達成できるかな」。その先に見据えるのは、日本一の農業法人だ。

「私がやっていることは、かっこいいイノベーションなどではない。毎日毎日、困っている農家の顔を見て『じゃあ俺が売るわ』『俺が苗を作るわ』と現場で動いてきた結果に過ぎない」と清水さんは微笑む。

「農業は3K(汚い・臭い・きつい)そのものだ。だが『俺たちが作らなきゃ、みんな飯食えないんだぞ』と言える、最高に格好よくて誇りある仕事でもある。農家が再生産価格でちゃんと儲かり、若い世代や子どもたちが『将来は農家になりたい!』と憧れる時代を作る。日本のネギ農家がワンチームになれば、絶対に達成できる」

清水さんの破天荒な挑戦は、農業法人の域を超え、日本農業の未来そのものを明るく照らし出している。

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