小泉進次郎は留任、話題の女性議員も…
これまで述べてきたポスト以外にも、現在の自民党役員や閣僚の中で去就が気になる人物が何人か存在する。
○小林鷹之政調会長(51)
“ポスト高市”を狙い、麻生氏への接近が顕著。ただ、高市氏と政策面で近く、「どの立場でも政権を支えたい」と語っていることから、前述した財務相ではないにせよ、重要閣僚に起用される可能性あり。城内実氏(61)が務めている成長戦略担当相を小林氏に代えるというのでは軽量すぎるため、政調会長留任の可能性もある。
○小泉進次郎防衛相(45)
「防衛相になって覚醒した。適任」(自衛隊関係者)との声があるほか、年末に安保3文書の改定を控えているため、基本線は留任。
○交代が濃厚な閣僚、入閣の可能性が高い女性議員
既婚女性と関係を持ち、議員会館でも面会していた松本洋平文部科学相(53)は、これまで更迭されなかったのが不思議。鈴木憲和農水相(44)も交代か。
女性閣僚候補としては、茂木氏の側近で鈴木宗男氏の長女、鈴木貴子広報本部長(40)が広報戦略の実績を買われ、また、かつて視察先のパリでエッフェル塔の写真が物議を醸した松川るい参議院議員(55)が、語学力や外務省時代の実績を買われ入閣するのでは、と見ている。
「4冠」のため失脚できない麻生太郎
本稿ではここまで「高市vs麻生」という構図を軸に、迫る内閣改造と自民党役員人事について述べてきたが、高市氏に麻生氏と全面戦争するだけの力はない。
麻生氏もまた「自民党」「中央省庁」「皇室」の3つに加え、かつては古賀誠氏(86)や山崎拓氏(89)と三つ巴の政争を繰り広げ、近頃は前述の武田氏や福岡県議会のドンと呼ばれてきた藏内勇夫氏(72)と争ってきた福岡を「統一」するという4冠達成のために、万が一にも失脚は許されない立場にある。
人事と選挙は最後まで予断を許さないが、今のところ、「麻生氏やや勝ち」「高市氏やや負け」で終わるのではないかと筆者は見ている。
その麻生氏は9月20日、86歳の誕生日を迎える。人事が終わり、どんな表情でシャンパンを口にするのか、見てみたいものである。
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