「自分も被害者になるかも」という気づき

すると視線を落とし、「男風呂です」と明かしたのです。後藤氏は、中学時代から同性への性的指向を自覚しながらも、親や友人など周囲の人にカミングアウトできずにいました。

日本の温泉脱衣所
写真=iStock.com/Torsakarin
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当然ながら、性的指向のカミングアウトは義務ではなく、個人の自由です。

誰に、いつ、どこまで、あるいは「一生しない」という選択も含めて、すべて本人に決める権利があります。しかし後藤氏は、「カミングアウトできない」という状況や、一般男性との性交渉の経験がないことを、ある種の生きづらさと感じていました。