生活習慣病を放置していると…
これらの生活習慣病を放置すると動脈硬化が進行し、心疾患や脳卒中のリスクが上がります。生活習慣病を予防すれば、こうした死亡リスクの高い多くの病気を防ぐことにもつながります。
生活習慣病の予防や改善に運動が効果的であることはよく知られています。生活習慣病と診断されて、医師から運動をすすめられた人も多いのではないでしょうか。生活習慣病を防ぐための運動はウォーキング、すなわち歩くだけで十分です。その歩数と中強度活動時間が「8000歩/速歩き(中強度活動)20分」ということになります。これを目標に、長生き歩きを習慣にしていきましょう。
メタボの人は1万歩以上歩く必要がある
8000歩/中強度活動20分は、ほとんどの病気の分かれ目です。この歩数と中強度活動(速歩き)の時間で多くの病気が予防できることが、中之条研究の結果からわかりました。ただ、もう少し歩いたほうがよい人もいます。
それは健康診断でメタボリックシンドローム(以下、メタボ)の判定を受けた人です。メタボで血圧や血糖、中性脂肪などの数値が上がると、高血圧症や糖尿病、脂質異常症のリスクが高まります。メタボの改善には、10000歩/中強度活動30分が必要です。メタボの原因は体脂肪(内臓脂肪)なので、この脂肪を落とさなければなりません。
そのためには、1日10000歩、そのうち30分を速歩きにする必要があるのです。さらに、肥満の解消やダイエットを目的とする場合は、1日12000歩/中強度活動40分とします。
ちょっとキツいかもしれませんが、早くやせたいと思う人は、このレベルをがんばって続けましょう。メタボや肥満の予防を目的に歩く場合は、中強度活動を20分以上連続して行うと体温が上がって効果が高まります。
つまり速歩きするときは、途中で休みを入れないで、20分以上続けるということになります。20分以上速歩きをすると、脂肪燃焼効率が高まり、メタボや肥満の改善効果が出やすくなります。早く体脂肪を落としたい人は、できるだけ休まずに速歩きをしましょう。




