「できる人」の基準はそれぞれ異なる
物事の評価というものは、どんな基準を設けるかによって大きく変わるものです。
もし「ケンカが強くて豪快な人ほど偉い」という世界なら、ジャイアンは誰もが認める存在になるでしょう。反対に、「要領がよく口が上手い人ほど評価される」世界であれば、スネ夫が一番になるはずです。
これは仕事の世界でも同じことです。「仕事ができる人」の定義は、人によって異なります。だからこそ、同じ人でも上司が変われば評価が変わることは珍しくありません。スピードを何より重視する人もいれば、正確さや丁寧さを高く評価する人もいます。また、「自分で考えて動いてほしい」と期待する上司もいれば、「細かく報告・相談してほしい」と考える上司もいます。
このように、人それぞれ価値を置くポイントは違います。だから、相手の評価基準ばかりを気にしていると、振り回されるばかりで、自分らしさまで見失ってしまいかねません。
大切なのは、自分ならではの強みを見つけ、それを磨いていくことです。その強みに価値を感じる人は、きっとあなたを高く評価してくれるでしょう。一方で、そう感じない人がいても、それは決して悪いことではありません。
「これは自分の得意分野だ」と胸を張って言えるものを持っていれば、その力を存分に発揮できる場所にも、いずれ巡り合えるはずです。だから私は、その時々の評価に一喜一憂する必要はないと思っています。
おとなしい人ほど“実は強い”
普段おとなしい人や、弱い立場にいると思われがちな人を軽く見ていると、思わぬ反撃に遭うことがあります。そういう人ほど、いざ覚悟を決めると驚くほど強いものです。
戦争を経験した世代の高齢者の方を見ていると、それを感じることがあります。体は小さくなり、普段は物静かでも、若者が失礼なことをすれば「ぴしゃっ」と叱りつけたりします。相手のほうが体格で勝っていても、人生経験と覚悟が違うから、まったくひるまないのでしょうね。
あなたの周りにも、やたらと威張り散らす「パワハラ人間」がいるかもしれません。でも、そういう人ほど、実は気が小さいことも少なくありません。
「自分に自信がないから、先に威張って相手を押さえつけようとしているだけ」
そう考えてみると、勇気を持って立ち向かえたりするものです。ドラえもんの漫画を見てみましょう。

