「流行っているから」という理由はNG

たとえば玉ねぎ型の髪型と衣装のシルエットを見れば、誰もが「あ、黒柳徹子さんだ」とわかるでしょう。そしてあの口調や声が思い浮かびます。髪型や個性的なドレスが彼女のアイコンとして機能しているからです。

大切なのは、「やっぱり」と言われるまでひとつのスタイルを貫くこと。アイテムはそのための道具です。

もちろん最初からすべてのアイテムをそろえるのは難しいでしょう。

だからこそ、まずは最初に何かひとつだけ加えてみてください。値段がお手頃で種類が多く、気軽に始められるのは文房具でしょう。面積が大きくて効果が早いのは洋服。「時計コレクターだ」「メイクが好き」など自分の好きなものから始めてもかまいません。

矢野香『いい人で終わらないリーダーは「決めてから話す」 信頼される話し方の本質』(大和書房)
矢野香『いい人で終わらないリーダーは「決めてから話す」 信頼される話し方の本質』(大和書房)

これからは「憧れていたブランドだから」とか「今これが流行っているから」といった基準で選ぶのはやめましょう。

自分のセルフ・パペットにふさわしいものは何か。自分のストーリーを語る上で必要なアイテムはどれか。そういう基準でアイテムを探しましょう。そうすればいつかきっと「これは私のためにある!」と思える服やアイテムに出会えるはずです。

そんなアイテムに出会えたら、同じ型のスーツを季節に合わせて素材違いで揃えたり、ネクタイやアクセサリーを色違いで持ったりなど、思い切っていわゆる“大人買い”をすることもできます。「あの人といえばこのスタイル」と言われる状態を作るためです。

装いがぶれない人は判断もぶれないように見えます。外見の安定は内面の安定をイメージさせます。一貫性は、信頼への重要な土台となるのです。

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