「虎屋のようかん」が中東で大繁盛のワケ

中東の国々では日本人への親近感も高いですよ。

彼らは甘いものが大好きで、虎屋のようかんが大人気だし、最近はヨックモックもアラブで大繁盛しているし、「白い恋人」も流行ってる。トヨタのランドクルーザーはテスラよりかはるかに格上で、「トヨタすげえな」と称賛されてる。アブダビのteamLabも3カ月待ちの大人気です。

羊羹
画像=共同通信イメージズ
とらやの羊羹(「夜の梅」「新緑」)

MENA地域は間違いなくこれから伸びる市場なんです。人口も多いし、お金もある。しかも安全で日本人に対して好意的。でも、この事実を知らない日本人が多すぎる。本当にもったいないですよ。

日本企業が中東に進出するケースはまだ少ないですが、だからこそブルーオーシャンなんです。ASEANはもう競合がひしめいていますが、MENAはまだ日本企業がほとんどいない。しかも彼らは「Made in Japan」を信頼している。

まずは中東に関する本を読んだり、ネットで調べてみませんか。

そして次は偏見を捨てるために、もっと海外に行きましょう。海外に行くと偏見が薄まり、新しいビジネスの種に気づけます。

サウジの皇太子が激推しする「漫画」

サウジアラビアにManga Productionsという、サウジのムハンマド皇太子が設立したMiSK財団の子会社があります。

ムハンマド皇太子は日本のアニメが大好きで、Manga Productionsで『キャプテン翼』のプロジェクトとかをやってる。

彼らは日本の株式会社TSUBASA(キャプテン翼公式)とパートナーシップを結んで、キャプテン翼の制作協力や中東向け配給など様々なプロジェクトを展開しています。そうして今、日本のアニメーターとサウジのクリエイターが一緒に作品を作っているんですよ。

中東では今、日本のアニメや漫画がすごく人気です。『ドラゴンボール』や『ワンピース』はみんな知っているし、セガのゲームもする。日本のポップカルチャーは、中東でも完全に浸透しています。

中東にアニメ文化が浸透した経緯がなかなか面白いんです。