「いっぱい話した」記憶が強い

夏の思い出づくりは、「どこへ行くか」よりも「何を話したか」が大事。そういうと、あれも教えてあげなきゃ、これも教えてあげなきゃと、知識の説明に走ってしまう親もいる。もちろん、子どもが何か知りたがったら、教えてあげてほしい。でも、教えすぎるのはあまりよくない。すべてを教えてもらうと、分かった気になってしまい、興味の芽がシュッとしぼんでしまうこともあるからだ。

子どもは自分の経験したことが身体感覚として残り、その経験と知識をつなぎ合わせることで理解を深めていく。例えば、理科で天気について学んだときに、線状降水帯という言葉を聞くだけでは記憶に残りにくい。でも、「あの夏の日に経験したあのものすごい雨のことか!」という体を通しての記憶があると、「なるほど〜!」と自分に引き寄せて学ぶことができる。

この「ああ、あのことか!」という記憶が多い子ほど、勉強は楽しく感じるだろう。そして、それは「あちこち行った」よりも、「あのときにお父さんとお母さんといっぱい話した」という記憶の方が圧倒的に強い。

この夏、親子でたくさんの会話を楽しんでほしい。

(構成=石渡真由美)
【関連記事】
「ADHDグレー」と診断された子どもたちが高確率であてはまる幼少期からの「危険な習慣」
「子供を自分の作品」にしてはいけない…日本一の進学校教諭が見た「本当に頭のいい子の親」の意外な特徴
「頭のいい子が育つ家庭」の食卓には出てこない…朝ごはんのパンに塗りがちな「脳に悪影響でしかない食品」とは
「Wi-Fi切ったら大暴れ」したけれど…無口だった「不登校の息子」の心を開いた"母親の神対応"
食前に「たった一杯」飲むだけで肝臓の脂肪を落とせる…専門医の中では常識「食物繊維、発酵食品」あと一つは?