ChatGPTに相談した16歳の少年が自殺

ことがここまで大きくなってしまったのは、生成AIに相談したからという点が外せないだろう。もし人が相談を受けていたら、まず相談者を落ち着かせ、詳しい状況を聞き出して、本人が望むようなアドバイスができたかもしれない。ところがChatGPTは、児童相談所という専門機関に即座につなげている。

これには、最近の生成AIを巡る事情が影響している。アメリカでは、自殺についてChatGPTに相談していた16歳の少年が自殺してしまい、2025年8月に両親が運営会社OpenAIとサム・アルトマンCEOを訴えたのだ。「自殺方法に関する詳細な情報を提供するなどしたほか、遺書の草案まで提供した」と主張している。

※ロイター「チャットGPTが自殺方法提供」、米少年の両親がオープンAI提訴」(2025年8月27日)