勉強も恋愛も肉体的な悩みも相談できる

なお、相談内容は多岐にわたり、「人間関係」「将来について」「恋愛関係」「健康、肉体的な悩み」などもそれぞれ2割が生成AIに相談している。4人に1人以上が、「わからないこと、困っていることなら何でも」聞く状態だ。

【図表2】生成AIへの相談内容(複数回答)
筆者提供

悩み相談に限っては、女性の割合のほうが高いようだ。内閣府消費者委員会事務局の「生成AI利用者の利用実態に関するアンケート結果」によると、10代女性の3割が毎日生成AIを使用しており、目的は「悩み相談」が52.4%と半数を超える。

いつでも何でも聞けて、自分のことを分かってくれる存在は確かに心強いが、冒頭の例のように、必ずしも自分が望む回答が得られるとは限らないし、回答に従って良い結果になるとも限らない。

先述の女子大生は言う。「友達はチャッピーに言われて彼氏と別れたらしい。付き合いも長いし、就職したら遠距離になると悩んでいたけれど、『自分の気持ちを大切にしていい』みたいに言われて決心したみたい」。

AIで失敗しても、責任をとるのは自分

生成AIはいつでも何度でも聴けるというメリットがあり、うまく使えばとても便利に使えるが、注意点もありそうだ。では、生成AIへはどんなときに、どんな点に注意して相談すればいいのだろうか。

回答が永久不変のことについて聞きたい場合は、生成AIは便利に使える。たとえば自分の知らないことについて教えてもらったり、英訳、和訳をしてもらいたい際などには便利に使えるはずだ。また基本的に否定せず同調してくれるので、愚痴に対して慰めたり励ましたりしてもらいたい時などにも向いているだろう。

一方で、医学的なことや健康上の悩みなどは、健康被害が出る可能性もあるため、専門家に相談する必要がある。税金関係や公的支援など頻繁に制度が変わる分野も、ハルシネーション(幻覚)が起きる可能性が高い。省庁や自治体の公式サイトなどで最新の情報を得て自ら調べることが大切だ。

生成AIに相談することは自由だが、ハルシネーションも多く、何か問題が起きても責任は取ってくれない。生成AIの回答を鵜呑みにして行動することは危険なのだ。特に人生上の大切な決断は、生成AIの回答はあくまで参考意見としてとらえ、最終判断は自分ですることが大切だ。

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