※本稿は、勝木健太監修『同僚とのつきあい方』(東洋経済新報社)の一部を再編集したものです。
上司に愛される部下が旅行先で買っているモノ
本稿では先輩世代のみなさんが長年の社会人経験の中で獲得してきたコツを、「同僚づきあいライフハック」と題して紹介していきます。ライフハックとは、仕事の質や効率を上げるための工夫のことです。
厳選した以下のティップスは、職場の人間関係で悩んできた先輩方だからこそ導き出せた、珠玉の格言ばかりです。人間関係にマニュアルはない、でも確実にコツはあるのです。ちょっとしたコツを知っておくだけで、毎日の仕事の進捗や職場の居心地はずっとよくなるでしょう。
お菓子配りはコミュニケーションの潤滑油
旅行や出張に行ったおみやげのお菓子を職場で配ってくれる人がいますよね。今は禁止になっている企業もあると聞きますが、まだまだ職場によくある光景ではないでしょうか。自腹で職場におみやげを買うなんてお金がかかるし、面倒なので、特にあまりお金のない若手社員にとってはありがたくない慣習かもしれません。
ただ、先輩世代からすると「お菓子配りはたまにやっておくと便利」なのだといいます。
お菓子配りの本質は、「職場のみなさんのことを思い出して、少しだけ自分の時間とお金を使いました」という気持ちを伝えることです。「これ、よかったらどうぞ」とひと言添えるだけで、自然に雑談の入口に立つことができます。もらった側も、「あまり話したことなかったけど嬉しいな」と感じ、心のガードが一段下がります。
さらに、「この前○○に行ったときのおみやげです」と軽いエピソードを添えると、「私も行ったことありますよ」などと小さなストーリーを共有するきっかけにもなります。
高級なものを頻繁に配る必要はありません。「自分が無理なく出せる範囲で、たまに、少し」で十分です。年1〜2回でいいと思います。特に年配の人は、こうしたささやかな気遣いを好意的に受け取りやすい傾向があります。

