「また打ち切りだろう」→50週連続で「人気1位」の大ヒットに 

『はじめの一歩』は、母子家庭のいじめられっ子、幕之内一歩がひょんなことから、鴨川ボクシングジムに入門。ジムの会長、同門の仲間や国内外のライバルたちとの出会いを通じて、「強いとはなにか?」という問いの答えを追い求めるストーリーだ。

1989年10月、週刊少年マガジン43号で幕之内一歩が表紙を飾り、初回を迎える。60ページで掲載された「Round1/The First Step」は、一歩が同級生から暴行を受けているところに鴨川ボクシングジムのボクサー、鷹村守が通りがかるシーンから始まる。

あらためてこの第1話を読むと、「強いってどんなんだろう」「強いって一体どんな気持ちですか?」というセリフが出てくる。ここに、いくらネームを描いてもうまくいかなかった時、ちばてつやのマンガを読んで「マンガがうまいってどういうことだろう」と思い悩んでいた森川さんの気持ちが表れている気がした。