10時間以上寝る高齢者の健康リスク
3つ目は、夜の睡眠には大きな問題がないのにもかかわらず、昼間に目を覚ましておく仕組み、覚醒を保つ仕組みがうまく働かなくなっている場合です。夜に十分眠っていても日中に耐え難い眠気に襲われ居眠りを繰り返すナルコレプシーが知られていますが、これは10代半ばが発症のピークであり、中高年で急に発症することはありません。
60歳以上は睡眠過多の状態が健康リスクになるといわれています。九州大学の研究チームが、1つの町の住民を対象にした久山町研究というものに取り組んでいます。
認知症のない60歳以上の人を最長10年追跡したところ、平均睡眠時間が5時間から7時間未満の人と比べ、平均睡眠時間が5時間未満の人は認知症リスクが2.64倍、死亡リスクが2.29倍、10時間以上の人も認知症リスクが2.23倍、死亡リスクは1.67倍高いことがわかりました(※1)。
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