物を捨てる目的は何か

物を少なくして、部屋をスッキリした空間にすることは大切です。お寺が広々として清々しく感じるのは、必要な物だけしか置いていないからです。ただし「やりすぎ」てはいけません。

書影
増田将之『その悩み、ただの執着』(三笠書房)

仏教は「中道」――「ほどほど」を重んじていて、何もないガランドウのような空間だと、逆に心がそわそわする場合もあるのです。

私が受けた相談者の中には、ゴミ屋敷でしか生活ができないという方がいました。

その方は、一つひとつの物に思い出があり、捨てられないというのです。このように散らかっていたほうが落ち着く方がいることも事実です。

「物を捨てるのは意外と気持ちいい」こともあり、しまいには整理することより、捨てることのほうが目的化することもあるようです。ときには、捨てているうちに気持ちが高揚し、「必要なものまで捨ててしまった」ということもあるでしょう。

しかし、物を捨てる目的は、あくまで心の整理をし、心地よい暮らしをすること。

そのことを見失ってはいけません。

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