ここから抜け出すための“唯一の方法”

三角ドラマにはまると、自己肯定感はひどく低下しますし、知らず知らずのうちにお互いを傷つけ合い、とても嫌な感情が残ります。

そして、大人になってそのパターンにはまる人は、子どものころに親との間でそのパターンを学んで育ったことがほとんどでしょう。

つまり「私がしっかりして親を救わなきゃだめだ」とか、「親の言うとおりにしなきゃ愛されない」と信じて育ち、その隠れた信念を今も持ち続けて、「私ががんばって責任を果たしたら、みんなが救われるはずだ」「だから私がしっかりしなきゃ」「いい人にならなきゃひとりぼっちになる」と信じているのです。

このパターンにはまると、自分のことも人のことも認めることができません。

なぜなら、他人のことを、彼・彼女自身の人生の責任を担うことのできない弱い犠牲者だと見なし、自分自身のことも、その人を救えない限り自分には価値がないと信じているからです。

人も自分も傷つけて、嫌な気持ちになる三角ドラマから抜け出すには、自分の本当の気持ちを感じ、それを正直に伝えることが必要です。

ところが三角ドラマにはまっている人たちは、その人間関係がひどく不健康で不幸であるにもかかわらず、誰かがそこから抜け出すことに激しく抵抗します。

三角ドラマにはまったことに気が付き抜け出そうとすれば、犠牲者役の人はあなたを責めます。それでもあなたは、その抵抗に屈することなく、自分の行動と感情の責任を引き受け、人を救済することによって自分の価値を感じようとすることをやめ、自分の人生の主人公として生きていこうと固く決意したとします。すると、三角ドラマにはまり続けている人々は、あなたを責め、あなたを加害者だと見なします。

古宮昇『自分を責めない生き方』(総合法令出版)
古宮昇『自分を責めない生き方』(総合法令出版)

ですから、三角ドラマから抜け出すには、加害者と見なされて嫌われる覚悟が必要です。

犠牲者にも救済者にもなることを拒み、自分の本当の感情を伝えて、三角ドラマから抜け出すとき、あなたにとって三角ドラマは終わります。それは自分を大切にし、自立を始める重要な一歩になるでしょう。

もし、そうすることがとても恐ろしく感じられるときには、心理カウンセラーなどプロの支えを得ながら取り組むことが賢明です。

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