粛清は中国共産党にとって平常運転

――中国軍の粛清は異常レベルに達しています。ここまで来ると、軍がクーデターを起こさないのが不思議なぐらいです。

【周】クーデターが起きる条件は整っている。大きな政治的変動が近いのではないか。そうした見立ては政治体制が変わってほしいという期待を投影したものであって、現実とはかけ離れたものでしょう。

そもそも、1921年の中国共産党建党以来100年、軍に対する粛清は何度もありました。驚くような事態であることは事実ですが、未曾有の事態とまでは見えません。むしろ、中国共産党の権力システムにおいて、軍に対する粛清は異常事態というよりも、必然的に発生することだと捉えるほうが適切かもしれません。