飛田新地にも中国人観光客が押し寄せている

そして大阪の裏プレイスポットとして長年の歴史を有しながらも独特のオキテから今なおタブーのベールに包まれた大人の空間「飛田新地」も、隣接する「新・中華街」に呼応するかのようにその様相が変わりつつある。

10年前くらいから飛田新地の“料亭”の客に中国人観光客がやってくるケースが増えている。これまで秘密のベールに包まれていたニッポンの“色街”に唯一無二の魅力を感じているらしく、もはや観光スポットの一つとして中国を含めた外国人観光客が訪れる場所に変わってしまった。

タブーに包まれた飛田新地だが中国人には関係ない
筆者提供
タブーに包まれた飛田新地だが中国人には関係ない

中国人観光客とのトラブルも発生

飛田新地の中の公衆便所付近で流れる自動音声の案内もいまや日本語と英語で「飛田新地にようこそ、ウエルカム・トゥ・トビタシンチ」なんて言っている始末で、飛田新地料理組合にとっても基本的に外国人ウエルカムのようだが、特に中国人の場合は利用マナーが悪い客も多く“料亭”側とトラブルになるケースもよくあると聞いている。

「居酒屋で覚醒剤を売るな!」って堂々と書かれてしまう街はここだけ!
筆者提供
「居酒屋で覚醒剤を売るな!」って堂々と書かれてしまう街はここだけ!

“温故知新”という言葉が日本にはある。西成・釜ヶ崎という日本屈指のディープゾーンにおいてもその言葉が通じてくれることを願わずには居られないが、この街の近年の変化の激しさは正直なかなかついて行けないレベルだ。あと10年後、20年後になっても、この街ならではの素朴な下町の街並みと、飛田新地という唯一無二の空間が健在でいてくれるのか、やはり一抹の不安が拭えないのである。

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