6000万円で建てられた“関帝廟”
“新・中華街”としてすっかり板についた感もある釜ヶ崎において、盛龍グループを中心とした在日華僑団体「大阪華商会」によって、2023年12月に商店街のアーケードを外れた路地に建てられたのが「大阪関帝廟」である。
隣接するスーパーの物流倉庫だった土地を買い上げて約6000万円で建てたという関帝廟は一般客の参拝も自由に可能で、中にお邪魔したこともあったが、応対してくれたおばちゃんは地元の日本人らしく、色々と親切にして頂いた。
関帝廟の中を見学させてもらったが、こじんまりとした建物ではあるものの、中はしっかり豪華絢爛ぶりを放っていた。中央の祭壇の真ん中に鎮座するのが中華圏では商売繁盛の神として祀られる関帝聖君であり、横浜や神戸など日本国内の他の中華街にも同様のものがある。大阪関帝廟は西成における中国人コミュニティの拠点として、これからも機能してゆくのだろう。
中国人が約8000人暮らしている
関帝廟の周りの路地を見てみると、他にも中国人経営の飲食店やら民泊やらがびっしりと連なる様子が……。ここらへんは完全に中国人のテリトリーと化しているようで、もはや日本であって日本ではないといった感覚だ。
参考までに西成区と隣接する浪速区には中国人が約8000人暮らしており、釜ヶ崎を含めこの界隈は大阪市内でも比較的高密度で「中華街化」が進んでいると見て良い。




