40過ぎの男にはAVは物足りない
「映画の俳優や芸能人にも関心がない。アニメやドラマ、映画で満たされる人の方が幸せだと思います。ポルノは過激で直接的で、何の想像性も生産性もない。ただ、ポルノについては、どうしても飽きてしまうので、もうちょっと知的なものが欲しい。
40歳を過ぎると、さすがにAVには飽きが来ます。ポルノってあまりにもフォーマット化されすぎているから、40過ぎの複雑化した男性の性的欲求を満たすことは難しくなるのではないでしょうか。
ポルノ依存自体は、アルコール依存などと比べれば、日常生活にそれほど支障は出ない。ただ、パートナーと向き合わなくなったり、自分の性と向き合わなくなってしまう。本当は切実な問題を抱えているのに、うやむやになってしまう」
新井さんは、「ポルノは性に関する語彙と自覚を奪う」と感じている。ポルノを見ているだけでは、いつまで経っても、自分の性を自分で語ることができない。
求めるのは快楽ではなく知性
「多くの人にとって、性に関する語彙は重要じゃないかもしれないけど、僕は語彙がないと生きられない。言葉がないと生きていけないんですよ。そういう性癖なのかもしれませんが。ポルノを見続けることで、性に関する語彙がすごい奪われてきた。もちろん、それはポルノが悪いわけじゃなく、それを見続けた僕が悪いのですが。
ポルノ女優の中にも、本当は豊富な、あるいは知的な語彙を持っている女性はたくさんいるのに、彼女たちは、ポルノの中では、絶対に知的な語彙を使わないんですよ。彼女たちがもっと素直に、本来の知性を見せてくれたら、僕も救われたはずなのになぁ、と思います。
もうちょっと自分の性について真面目に向き合いたい、となったときに、性行為もできて、性の悩みにも向き合ってくれる知的な人がいたら満足できるのになぁ、と思います。男性の身体的な欲求を満たしながら、知的な欲求も満たしてくれる女性がいれば……」



