中国の影響力は製錬にとどまらない。フォーチュン誌が引用した調査会社S&Pグローバルの分析によると、世界の銅採掘の約3分の2はわずか6カ国に集中している。

製錬についても能力ベースで約40%を中国が単独で握り、生産量では60%近くに達する。S&Pグローバルは、こうした寡占構造のもとでは、「政策変更や貿易障壁、地政学的な混乱が起きた場合に、供給と価格を直撃しやすい」と警告する。

実際、中国は2010年の尖閣諸島問題で日本向けレアアースの輸出を制限し、2025年にも対米報復としてレアアース関連の輸出規制を発動している。銅も同じように、政治問題のカードになる危険がある。