今度こそ「経済好循環」を実現できるか
アベノミクスの際には1本目の矢として「大胆な金融政策」が掲げられ、2本目の大幅な財政出動と共にデフレ脱却を目指した。量的緩和の金融政策によって円高が修正され、企業業績が上向いたほか、公共事業のカンフル注射もあって、デフレから脱却するかに見えた。だが、1本目と2本目の矢ではエンジンをかけるスターターの役割は担えても、本格的な経済成長には繋がらなかった。
海外投資家は3本目の矢である「民間投資を喚起する成長戦略」に期待し、日本株を大幅に買い越したが、「1丁目1番地」とされた規制改革は遅々として進まず、本格的な経済成長にはつながらなかった。アベノミクスは失敗だったと言われる所以だ。
高市氏は17の重点投資対象分野に政府主導で多額の財政を投入し、経済成長に火をつける、としている。それが企業の利益を増やし、賃金の上昇となって国民を潤し、それが消費を盛り上げて、さらに企業収益を押し上げる。安倍首相以降、歴代首相が言い続けてきた「経済好循環」を実現できるかどうかだ。
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