朝のスキンケアは「守り」で締める
(保護)
整肌で行った保湿などの処置を保護するために、油分を多く含む乳液、美容液またはクリームを塗布します。ジェル状の化粧品などもありますが、油分の配合量の差により使い心地が異なるだけで、基本的な働きは同じです。
これらの化粧品には、肌の問題を改善あるいは予防することを目的とした成分が含まれます。たとえば、肌へのうるおいの補給、シワの改善と予防、美白、過剰な皮脂の対策を目的にした成分などです。これらの成分は、具体的な効果や効能を持っているので、有効成分とも呼ばれます。
朝のスキンケアの最後の仕上げは、日焼け止め(サンスクリーン)の塗布です。第1回で述べたように、紫外線の量が年々増加しており、室内にいても紫外線は少なからず浴びています。その日の活動や環境に応じた紫外線防御効果のある日焼け止めを使用する必要があります。
お化粧(メイクアップ)をする女性の場合は、この後でメイクアップのためのベースメイク(肌の質感を整える化粧)およびポイントメイク(眼の周り、頰および唇などに魅力を与える化粧)を続けて行います。基礎となるスキンケアをしっかり行っておくと、メイクアップもより効果的になります。
夜のスキンケアは回復の時間
●夜のスキンケアについて
1日の活動を終えたあと、肌には様々な汚れが付着しているだけでなく、肌に悪影響を与える反応も進み始めています。そのため、帰宅後の早い時期にスキンケアを行うことが望ましいでしょう。朝と同様に洗浄、整肌、保護の3段階で見ていきます。
(洗浄)
環境の汚れや分泌された皮脂によって肌は朝よりもずっと汚れています。メイクアップ、つまりお化粧をした場合には、それを落とす必要もあります。それらの汚れには油分が多く含まれ、通常の洗顔剤では落ちにくいので、クレンジング剤を使って洗浄します。
クレンジング剤には様々な種類がありますので、肌の状態や使用感の好みに応じて使い分けが可能です。
クレンジングの後に、朝も行った洗顔を再び行います。この洗顔の目的は、肌表面に残ったクレンジング剤の油分を洗浄すると共に、水溶性の汚れや古い角層を落とすことです。泡で優しく肌を包み、肌を擦らずに洗浄し、柔らかいタオルで優しく水分を拭き取る手続きは朝と同じです。
(整肌)
1日の活動した環境によっては肌の水分がかなり失われています。その水分を補給するために、まずは化粧水をたっぷり使って、肌に十分な水分が行きわたるようにします。

