――これに対して、他の先進国では外国人を「使い捨て」や「金づる」にしがちだと著書に書いているが、その例は。

「使い捨て」の典型は、季節労働だ。ワーキングホリデーも含めて、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど、多くの国がやっている。農業分野が典型で、短期ビザを出して、数カ月働いて帰ってもらう。これが国際的にはむしろスタンダードだが、日本は季節労働をやっていない。技能実習でも3年、長ければ5年いる。

普通はそこまで長くとどめ置かない。管理コストを考えれば、必要なときに来てもらって、後は帰ってもらうのが一番合理的だ。それを日本はしていない、という意味で「使い捨てにしていない」と言える。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら
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