広大に広がる“イケイケ時代の墓標”
【熊倉】2010年代に中国の地方に行くと、巨大な高速道路があちこちに建設されていました。かなり辺鄙な場所でよく見かけましたので、「仮にできたとしても経済効果があるのかな?」と思っていましたが、案の定、途中で建設が見直しとなったケースもあるようです。工業団地を造るつもりが土地の整備だけで止まっている広大な空き地とか、「中国がイケイケだった時代の墓標」が地方には多くありますね。
【小泉】経済の先行きがあまり明るくないなら、「再生産に寄与しない兵器ではなく、役に立つことに投資しよう」という話に持っていけるかどうかだと思います。ソ連はゴルバチョフが軍事費を削ろうとしました。「ソ連軍を大幅に縮小し、核兵器も大幅に減らす。西側に攻め込むレベルの軍事力はやめて、純粋に防御的な軍事力に転換する」と主張した。
ゴルバチョフの軍縮プランに協力的な軍人もいましたが、もちろん主流派は不満でした。この点は、中国の人民解放軍はどうでしょう。習近平が「こんなに軍事費ばかり使っていたら未来はない。削るんだ!」と言えば人民解放軍は従うのか? それとも面従腹背で、利権を維持しようと画策するのか?
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