「農家・農協ファースト」の自民党

高市総理は農水大臣に鈴木憲和氏を任命した。

前政権と異なり、同氏はコメの値段を下げるどころか米価維持にまっしぐらの「農家・農協ファースト」を貫いている。JA農協と二人三脚で農政を行ってきた古い時代への復古である。新農水大臣は「物の値段は市場で決まるもので行政は価格に関与しない」という立場を繰り返している。消費者や生活者のことは眼中にない。「中道改革連合」は「生活者ファースト」を掲げ、「農家・農協ファースト」に対峙できるのではないだろうか?

図表2で昨年9月に価格がジャンプしていることが示すように、昨年9月25年産米が供給され始めてからの価格高騰はそれ以前の価格上昇とは異なる。図表2にある相対取引価格とはJA農協が卸売業者に販売する際の価格である。24年産の価格上昇は前年産の23年産米が猛暑によって40万トン程度影響を受け、その分24年産米を先食いしたために供給が不足して生じたものである。