通信事業者もカスタマイズしやすい

それにとどまらず、アンドロイドの場合には、サムスン電子のようなメーカーだけではなく、通信事業者が独自のカスタマイズを施し、サービスを入れ込んだ上で販売することもできます。ドコモの場合、販売するアンドロイドスマホの多くは、設定メニューにドコモのアカウントを登録したり、アプリをダウンロードしたりできる項目を用意しています。

カスタマイズのしやすさは、iPhoneと比べ、通信事業者のネットワークに最適化しやすいことも意味しています。4Gや5Gといった新しい通信方式が登場した際に、真っ先に対応したのもアンドロイドスマホでした。通信事業者自身が仕様策定に関与でき、最新技術を真っ先に搭載しやすいのは、水平分業型のビジネスモデルを採用している利点です。

サムスンギャラクシーS21
写真=iStock.com/georgeclerk
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その意味では、アンドロイドのほうがiPhoneと比べるとiモード以前の携帯電話に近いと言えるかもしれません。実際、日本で販売される端末の8〜9割は通信事業者が取り扱っているもので、各社ごとの仕様が取り入れられているのが一般的です。