NISAの普及でより身近になった投資。結果が出る人と出ない人は何が違うのか? 直近のデータと行動経済学からその傾向を分析。成功する方法を学ぶ。

売却していなければ利益が出ているはず

新NISAは2026年に3年目を迎えます。24年の制度開始時は大きな盛り上がりを見せ、口座開設数が急増。一般NISAが始まった14年の825万口座には及ばないものの、24年だけで433万口座が新たに開設され、15年以降ではもっとも大きく伸びました。

NISAの口座数は着実に増えており、25年6月末時点で2700万口座に迫っています。一般NISA開始時は、開設された口座の半分以下でしか買い付けが行われませんでした。最近は、新規開設した口座の約8〜9割で実際に買い付けが行われている様子です。「口座を開いただけ」に終わらず、投資行動が活発になっています。

世代別に口座保有率を見ると、30代が36%と最も高く、3人に1人以上が保有しています。20〜60代ではおおむね25%を超え、現役世代・資産形成層の4人に1人は口座を持っている計算になります。一方で70代は19%、80代以上は12%と、高齢層での普及はやや緩やかです。