テクノロジーを駆使してジムいらず

スポーツクラブに行って着替えて、運動して、また戻って……という時間がない人も、スポーツクラブとほぼ同じクオリティのトレーニングを、バーチャルリアリティの中で受けられるのでVRはかなりおすすめです。VRは初期の頃から使っていますが、ここ2年ほどでようやく現実的な値段、現実的な性能になったな、と思っています。

1.5m四方程度の両手が広がるスペースがあれば、VRのスペースは作れます。「ビートセイバー」というのは最も有名なプログラムの1つで、目の前に流れてくるキューブをリズムに合わせて前後左右に切り裂くというもの。これを行うと勝手に肩まわりの可動域が広がるためストレッチいらず。これをはじめソフトウェアは3000円程度で、十分いいものがあります。

すべて一度に揃える必要はありませんが、「ビートセイバー」「レスミルズ」を揃えるだけでも「VRを買った価値があった!」と思えると思います。最近は日本語対応も増え、表示もほぼ日本語、音声も日本語で話してくれるインストラクターが少しずつ増えてきました。VRは体験してみないとわからないと思いますが、ヘッドセットをかぶると、自宅にいるとは思えない広い空間が出現し、その中でさまざまなスポーツプログラムで遊ぶことができます。

バーチャルリアリティでレッスン
写真=iStock.com/The Attico Studio
※写真はイメージです

外でも快適に過ごせる「電熱服」

VRは楽しいので、私の場合、五十肩が痛くても夢中になって腕を振り回しているうちに、可動域が広がって肩が上がるようになりました。私はぶら下がり健康器は30秒も続きませんが、VRなら気がついたら5分10分どころか、30分、1時間と経っているのが当たり前。

自宅があっという間にスポーツジムになり、しかも目の前に自分専用のインストラクターがいる体験は、あまりに素敵すぎて驚きしかありません。これこそテクノロジーの真骨頂。ぜひ目の前のテクノロジーを存分に活用してみてください。

私たち人間は快適な温度でないと急に動きが鈍るのは、みなさんご存じの通りです。だから家の中にいるときはエアコンという便利な道具があるわけですが、外出となるとそうはいきません。その結果、暑すぎるときや寒すぎるときは、ついつい室内に閉じこもり、運動不足になって体調を崩してしまいます。

その解決策として紹介したいのが、外でも「冬は暖かく」過ごせるテクノロジー、持ち歩ける「服のエアコン」電熱服です。これはリチウム電池が小型化・低価格化したテクノロジーで実現した商品です。