ダウンよりも簡単に暖かくなる

冬は15度を切って10度以下になると体が動かなくなり、外に出たくなくなります。そのようなときはダウンのようなものを着込むのもいいのですが、自分の体温以上の熱は発しません。そんなときにおすすめなのがなんと言っても「電熱服」です。

ダウンは体から発せられる暖かい空気を羽毛をまとうことで外に逃さず、外気より体の周りを暖かく保つ構造ですが、そうであるなら初めから熱を発生させてしまった方がより簡単に体を温められます。

電熱服のいいところは、汎用のリチウムイオンバッテリーを使うことで、電熱線のヒーターを通じて、服の内部が温まることです。

コートやジャンパータイプもありますが、私のおすすめはベストタイプ。ベストであれば、コートの内側など外から見えないところに装着することができますし、必要がないときは簡単に電源を切ることができます。

最近はワークマンのようなタイプの店で、いろいろなものを売っているため、そこから選んでもいいでしょうし、私はAmazonで適当なものを買っています。バッテリーは手持ちのものが使えると、(バッテリー別売りの)ベストだけ購入することができますのでより安く手に入ります。バッテリーは温度を高くしすぎると、あっという間になくなりますが、低温にしてコートの中に着ている分には十分です。

“温度”を持ち歩けば冬のウォーキングも快適

電熱服はまったく膨らみませんし、ダウンなどよりむしろ小ぶりで薄いものが多いので、着膨れしない点も魅力です。大事なことは暖かくなった空気をなるべく外に逃がさないこと。そのため電熱ベストの上には冬用の暖かいジャケットを着るのが効果的です。

勝間和代『仕事と人生を変える 勝間家電』(ダイヤモンド社)
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温度というのはこれまでは持ち歩けないものだったので、私たちはなんとか衣類の素材を工夫して暑さ寒さをしのいできました。でもここ5年ほどはバッテリーの効率化やモーターの小型化が大きく進んだことで、ある意味、洋服にエアコンを埋め込むことができるようになりました。

そうであるならその機能を存分に使って、外でも快適な温度で暮らせるようにすると、仕事でもスポーツでも散歩でも買い物でもなんでもできて活動量を増やせます。

どうしても、冬に車を使いがちなのはエアコンが快適だからです。でも車に頼るのではなく、なるべく自分が動くようにするとより健康は保たれます。寒さに関しては電熱服で克服すれば、効率的に健康管理と活動量の管理ができるため生産性も上がります。ぜひチャレンジしてみてください。

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