大手全社が販売する淹れたてコーヒー。今年1月、セブン-イレブンが最後に参入し、カフェチェーンを凌ぐ勢いで伸びているという。なぜ注力するのか。「売り上げ以外の目的」を明らかにする。

コーヒーが売れると水も売れる

コンビニコーヒーには利用客の購買意欲を促進し、客単価を押し上げる効果もある。どのチェーンでも、男女を問わずパンやデザートを併せて購入する客が目立つという。

「とくに朝が好調ですね。スイーツだけではなく、おにぎりと併せて購入するお客さまが多い。おもしろいことにドリンクとの併買率も高いんですよ。水やお茶、ジュースと併せてコーヒーを買っていく。これはカフェチェーンにはない現象でしょう」(ミニストップ・ファストフード商品部 コーヒーチームマネージャーの木島雅彰氏)