アメリカと日本に対する外交姿勢の違い

高市早苗首相が11月7日、中国による台湾への軍事行動が日本にとって「存立危機事態」になり得ると述べた際、北京の反応は予想通り速攻で反撃をしてきた。中国国営メディアは足並みをそろえて攻撃とフェイクニュースを展開し、経済制裁を発動させ、敵対的な外交を進めた。しかし、過去を振り返ると、アメリカに対して中国は真逆の対応をしてきたのだ。

トランプ大統領が習近平を「独裁者」と呼び、COVID-19を「中国ウイルス」と名付けた時の北京の反応は、抑制的で、むしろ慎重ですらあった。

中国の日本と米国に対する姿勢は、実に非対称である。中山泰秀元外務副大臣は、中国の日本に対する激怒は、東京が何を言うかではなく、北京が何を恐れているかに起因する、と分析している。この中国共産党の過剰な反応は、中国の国内の弱さと不安を露呈している。