他方で、牛乳以外にも商品ラインナップを広げていき、1968年にはカップタイプの乳酸菌飲料「ゴールドサワー」、1982年には日本初とされる「プリンヨーグルト」を発売。共に大ヒット商品となった。特にプリンヨーグルトは会社の売り上げの8割以上を占めるほど、全国的に売れに売れた。1987年には売上高13億円を達成した。

「ゴールドサワー」
写真提供=野村乳業
「ゴールドサワー」

「当時のヨーグルトは健康よりも食後のデザートとしてのおいしさが求められていました。まさにプリンヨーグルトはその期待に応えた商品で、また次も食べたくなるような味の評価をいただきました」

最盛期には1日10万個を製造。「商品が出来上がる前にもうトラックが待っていて、作ったそばから出荷されていくという、本当にバブルを象徴するような光景でした。どんどん生産量が上がって設備投資もしましたね」と野村社長は回想する。野村社長が入社した1990年はちょうどそういった時期だった。