女同士は連帯ではなく内戦

Q4においては、このような女性同士の「内戦」が明らかになる。「女の敵は女だと思う」と「女性上司とはやりにくいと思う」の2項目においても、男性よりも女性のほうが優勢だった。

依然として続く男社会の現実に疲れ果て、「仕事は男に任せておけばいい」というあきらめが女性たちの間に広がっているのかもしれない。

図を拡大
Q5 3分で判明!あなたの「嫌われ指数」

今後、日本の労働人口は減少していく。女性が性別だけで間接的に差別される日本の企業社会の現状に、強い危機感を感じざるをえない。

男性の負の感情も見逃せない。興味深いのは、「女の嫉妬より男の嫉妬のほうがコワイ」と回答する女性が、男性よりも10ポイント以上高いことだ(Q4)。これも現実に即している。男性の自覚が低すぎるとも言える。

男性は嫉妬の生き物なのだ。もちろん、女性も嫉妬して男性以上に陰口をたたく。しかし、友達同士で愚痴をこぼせば気が済む女性に対して、男性の嫉妬は後を引く。倫理観も楽々と乗り越えてしまい、職場で実権を持っている人に讒言する男性も少なくない。やはり、男の嫉妬は恐ろしい。

以上のように嫌悪と諦観が交錯する日本の職場。では、あなた自身はどうだろうか? まずはQ5の自己診断シートをチェックしてみてほしい。診断結果は次回以降でご説明する。

(構成=大宮冬洋)
【関連記事】
「隠れた危険な自分」がわかる4タイプ別チェック
セクハラになる人、ならない人の違いとは
女に嫌われる話し方、男に嫌われる話し方
ここが異性に嫌われる!「ビジネスマナー違反」診断
わが社に棲む「始末に困る人、鼻つまみ者、トンデモ人間」大集合