「けっして女性差別ではありません」

土俵における「女人禁制」について社会的に議論が再燃する中、18年4月28日、協会の八角理事長は次のような談話を発表した。

「(女性を土俵に上げない理由として、)歴代の理事長や理事は、だいたい次の3つの理由を挙げてきました。第一に相撲はもともと神事を起源としていること、第二に大相撲の伝統文化を守りたいこと、第三に大相撲の土俵は力士らにとっては男が上がる神聖な戦いの場、鍛錬の場であること、の3つです。第一の『神事』という言葉は神道を思い起こさせます。そのため、『協会は女性を不浄とみていた神道の昔の考え方を女人禁制の根拠としている』といった解釈が語られることがありますが、これは誤解であります」