機関投資家の取引からわかる配当の合理性

では、税金や取引コストが存在する現実の世界ではどうでしょうか。

個人投資家は、配当金による株主還元を大歓迎し、とくに高齢者は「年金の足しにしたい。利益が出たらすぐ配当金を払って欲しい」ということで、高配当株を好みます。

一方、巨額の資金を運用する機関投資家は、配当金を受け取ると頭を抱えます。配当金が銀行や証券口座に入金されたら、そのまま遊ばせておくわけにはいきません。そのため機関投資家は、次の投資先を探す必要があります。