試合に行けなくても楽しめるアプローチ戦略

他にも、BリーグではSNSといったソーシャルメディアの活用も積極的に行っており、潜在的な来場者へのアプローチツールとして有効に利用されている。従来のプロスポーツの入り口は試合会場になってしまい興味があってもなかなか観戦に踏み出すことが難しい状況であったが、Bリーグではソーシャルメディアを活用することでこれを打開している。

投稿の内容も得点のシーンが多いバスケの特性やDJなどが作り上げる会場の雰囲気を利用し、観戦したいと思わせるような内容にすることで潜在的な顧客がBリーグに触れるハードルを低く設定している。Bリーグ全体で顧客のデータを統括することで、ターゲットにするべき顧客イメージをリーグ全体で共有し、効果的なマーケティングを可能としている。

スマホ画面にまとめられたソーシャルメディアのアイコン
写真=iStock.com/canart7
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もう一つの事業方針は協会、リーグ、クラブでの「権益の統合」だ。放映権やスポンサーなどの権益の統合自体はJリーグで採用されていることは前述しているが、あくまでリーグとクラブの統合に過ぎない。Bリーグではリーグ全体の放映権、スポンサーなどの権益だけでなく、日本バスケットボール協会が管轄しているバスケ日本代表のチームの試合の放映権やスポンサーなどの権益も含めて統合している。