どんな人と結婚すれば幸せになれるのか。銀座の高級クラブ「クラブ由美」のオーナー・伊藤由美さんは「結婚する前に相手の本性を見抜くことが大切だ。女性と食事をする時、男性に注目してほしいポイントがある」という――。(第3回)

※本稿は、伊藤由美『選んではいけない男、選んではいけない女 銀座のママの実践的「恋愛・結婚論」』(ワニブックスPLUS新書)の一部を再編集したものです。

伝票を出すウェイター
写真=iStock.com/Chadchai Krisadapong
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「デートは男性が奢るべき」論に抱いた違和感

何年か前に、SNSで「デート代はすべて男が負担すべきかどうか」という投稿について、ちょっとした論争になったことがあります。

そこで某女性タレントさんが発信したある意見が話題になりました。その意見とは、「女性はデートに行くとき、“男性のために”洋服やメイク、美容院などでお金を使っている。だからデート代は男性に出してほしい」というもの。またほかにも「デートというのは、男性が好意を持った女性をエスコートするもの。だからデート費用もすべて男性が奢るのが当然」という意見も。

これら「男が奢るべき」という考え方には賛否両論があってSNSは大いに盛り上がったのですが、みなさんはどう思いますか。私は、同じ女性という立場ではありますが、「それは違うのでは」と感じています。

お互いに恋人を探しているのなら、まだ「女性が奢ってもらって当たり前」という考え方も通じるかもしれません。男性にしたって女性に“いいカッコ”したいでしょうし、下心があって奢るというケースだってあるでしょう。それもまた恋の駆け引きなのかもしれません。

でも、将来を共に生きるパートナー探しとなると話は変わってきます。「男が払って当然」という考え方の女性は、結婚相手としては一歩引かれ、敬遠される可能性が高くなるのではないでしょうか。