結婚相手を選ぶときは、どんなところに注目すべきか。銀座の高級クラブ「クラブ由美」のオーナー・伊藤由美さんは「夫にするなら大谷翔平選手のような男性がいい。その理由は年収の高さでも、ルックスの良さでもない」という――。(第2回)

※本稿は、伊藤由美『選んではいけない男、選んではいけない女 銀座のママの実践的「恋愛・結婚論」』(ワニブックスPLUS新書)の一部を再編集したものです。

米大リーグ球宴/レッドカーペットを歩く大谷と真美子さん
写真=時事通信フォト
オールスター戦前にレッドカーペットを歩く恒例行事に参加したドジャースの大谷翔平(左)と妻の真美子さん=2025年7月15日、アメリカ・アトランタ

「妻への感謝」は人間力の証し

2025年、メジャーリーガーの大谷翔平選手が全米野球記者協会ニューヨーク支部主催の夕食会で、真美子夫人に対して「美しい妻(my beautiful wife)へ、いつもにそばにいて支えてくれてありがとう」と感謝のメッセージを動画で伝えたことが話題になりました。ご記憶されている方も多いかと思います。

クラブ由美のご常連のお客さまのなかに、某大手生命保険会社のトップ営業マンの方がいらっしゃいます。そのお客さまは元々、明るくて誠実で、仕事ができて、男性としての品がある“人間力”にあふれた魅力的な方なのですが、さらに素敵だと思った出来事があります。

お店で飲みながら、ふと奥様の話題になったときに、その方が「妻は僕にとって人生で最大の宝です」と素直に、堂々とおっしゃられたんですね。その言葉を聞いて、「ああ、素敵な方だな。奥様もお幸せだろうな」と微笑ましく、心がほんわかとあたたかくなったことを覚えています。